2017/01/21

画家とデザイナーは悩む

友人、善くんが神戸大丸で個展を開いている。
開催期間、二日ほど会場につめるので、
その間は東京からやって来て、ウチに滞在してくれる。

彼はマドリードを拠点にしている。
今年10月にはスペイン大使館で在スペイン25周年の記念個展も開かれる。

そんな彼と居酒屋で絵画談義を楽しむ中で、
グラナダを拠点にしている、
戸嶋靖昌というすごい画家が居ると教えてもらった。

翌朝、彼と朝食をとっていると、「NHK日曜美術館」でその、
戸嶋靖昌の特集が始まった。
まだ日本ではほとんど紹介されていないようだが、
さすが画家の間ではよく知られている人物なんだな。

テレビによるとその画家は人の内面を見つめて画を描き続ける。
その作品は鬼気迫る迫力を感じずにはいられなかった。
画家としてストイックであり、生涯を通じ俗物的な成功を求めている様子は感じなかった。

画家の作品は“ベラスケス”との対比論で解説されてていた。
居酒屋のスマホで作品を見た時は、晩年の“ゴヤ”の画に近く感じたんだけど。。。。。
いずれにせよ仕事の上で、その厳しい姿勢を貫けるのか、僕たちに自身は無い。

画のために人生があるのか?
人生のために画があるのか?

画家とデザイナーの悩みは共通だったりする。

■神津善之介個展
会期:2017年1月18日(水)~24日(火) 最終日は4時閉場
会場:大丸神戸店 7階 アートギャラリー
〒650-0037 神戸市中央区明石町40番地
電話:078-331-8121


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